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1万時間の法則|1万時間って何年?何日?仕事でも使える継続するためのコツ

時間が経過する様子

1万時間の法則ってご存じですか?今回の記事は1万時間の法則について、私なりに考察し、皆さんのモチベアップに繋がるよう解釈してお届けしたいと思います。

ですので、なかなか思うように行かない、続かない方に知って頂きたい法則です。

私もブログを始めていますが、うまくいかずに苦労することもしばしば、、

なにごとも初めはうまくいきませんよね。子供が自転車に乗れるようになるように、続けることで出来ることが増えていくものです。

わたしは、そんな時にいつも10000時間の法則を思い出します。

10000時間の法則とは?何年?何日?

バイオリンを練習する人

エリクソン教授らの研究をもとに、マルコム・グラッドウェル氏が提唱した法則。

このグラッドウェル氏が自身の著書で述べていることなのですが、ある調査において「エリート演奏家は20歳までに合計で1万時間の練習を積み重ねた」という結果が出たことから、この1万時間について偉大な数字と語っています。

その調査は心理学者のアンダース・エリクソン教授がバイオリニストの練習時間を調査したものでした。

被験者として下記のように4グループに分けられました。

  • 音楽アカデミーでバイオリンを専攻しており、ソリストとして国際的に活躍する力があるとみなされた学生
  • 1.を除くバイオリン専攻の学生
  • 音楽教育学部でバイオリンを専攻する学生
  • 交響楽団のバイオリン奏者

このうち、18歳までの練習時間の総計を出し、最終①と④の被験者において、20歳までに費やす練習時間として1万時間かかることが導き出されたのです。

この研究論文から1流とされる技術の習得は、約10000時間の計画的な練習の成果である。と言われたのです。

この調査を用いてグラッドウェル氏が「1万時間の法則」と謳ったわけです。

1万時間って、何年?何日?

この1万時間は日数と年数に換算すると、

3時間の場合、3333日で約10年になります。

8時間の場合、1250日で約3年半になります。

人によっては長く感じると思います。しかしながら社会人も長くしていると、このくらいの時間はあっという間に経過していきます。

一日の働く時間はおおよそ8時間ですね、朝9時から働いて、18時に終わった場合、昼休憩の1時間を抜くとちょうど8時間になります。

ただこの8時間を3年間というと、同じ仕事を続けてようやく仕事の全体感が身についてきて、人に教えられるようになる期間だと思います。

よくこの数字を目にすることがあります。

仕事の3年=就職活動の経歴欄

皆さんも転職されている方や転職を考えられている方は共感できるかと思いますが、転職の必須条件として3年以上の経験を求められるところが多いです。

みなさんも3年続けた仕事であれば、ある程度の知識と能力が携わっていると思います。つまりこの1万時間の法則はプロフェッショナルと呼ばれるのに必要な最低限の時間であり、3年同じことをやっていればある程度の知識、経験を積んでいるであろうとの仮説から来ているとも言えます。

しかしながらこの法則はいわゆるスポーツ、芸術の分野として理論付けられた法則ですので、より短い時間である程度の能力や実力はつく方が多いと思います。これを1万時間もかからないのではないか?として「嘘」と言われることもあります。

1万時間の法則は嘘?実際の習得にかかる時間とは?

物事を習得するには時間=量ではなく、質であったり、環境や個々人の能力であるとして、この単純な計算のもと導き出されたものに対し、認知心理学を専門とするブルック・マクナマラ准教授が単純化し過ぎていると主張しました。

エリクソン教授と共著で1993年の論文を発表したラルフ・クランプ教授もこの反論に対し、練習量だけが全てではないことを発表しています。

この理論を1万時間は長すぎるから、やらないとするか?1万時間もかかるのだから、少しづつでもやっていこうとするのかは受け手にかかっていますね。

1万時間の法則から学べること

継続、続ける

  • なにごとも継続が大事
  • 努力の積み重ねはやがて形となる

今やっている、もしくはやろうとしていることは毎日何時間使っていて、今までの合計で何時間使いましたか?

計算してみて10000時間まで行っていないのであれば、まだまだ伸びしろがあるということです。

逆に10000時間以上で思ったような効果・実績が出ない方は効率的なやり方や他者をもっと真似て、やり方を変えていく必要があると言えます。

社会人になると何年間も同じ仕事をしなければならない時があると思います。そしてその合間に新しいことをやろうとすると挫折してしまうと思います。

そうならないためにも10000時間を遠いものとして考えるのではなく、継続は力なりとして捉えてみて頑張ってみるのが良いと思います。

私は社会人になって12年間営業活動をしています。つまり12年×240日(実質労働日数)×8時間(就業時間)であればなんと2万3000時間にも及びます。

ですので、その中で出会った人々、手に入れた知識をアウトプットするためにこうして記事を書いております。

1万時間の法則に似たような意味の言葉

  • 石の上にも3年

この言葉は日本でも有名でご存じの方も多いかと思いますが、何事も我慢を続けていればいつかは成功を成し遂げられるという意味で、使われます。

成功するのに3年かかるという意味ではありません。比喩表現として3年が用いられています。

  • 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)

屋根から垂れる雨の雫でも長く続いていると石を砕くという、継続は力なりという意味をこめた慣用句です。

このように継続することが大事だと、人を動かす言葉は多いですね。我慢して続けることも時には必要なのだと思い知らされます。

最後に

  • 10000時間を何に使いますか?→ダラダラと長く続けず、10000時間を大切に!
  • 今始めていること、やっていることは合計何時間ですか?→10000時間を経過していないのであればまだ伸びしろあり!

これらの問いに答えて、自分の位置を確かめてみましょう!きっとうまくいくはずです。

嫌になったとしても、工夫して日々積み重ねることが成長への第一歩です。

時間に関する法則は下記記事も参考に!

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