世の中のパパ・ママで育児に悩む方は多いと思います。
現に、私も悩んだ時期がありました。子供が大きくなるにつれて苦労した時期よりも、
何倍もしあわせを与えてくれるのが子供だと思っています。
私が読んで、本当に素敵であったナンシーのエピソードを紹介させて頂きます。
エジソンの母ナンシーのエピソード
エジソンといえば、蓄音機や電球など1300もの発明をこの世に残した発明家として皆さんも知っている偉人の一人ですね。
私が彼の名言で好きなのは、
「失敗は成功の母」とも言われる失敗から成功が生まれるという、失敗を糧にして生き抜く力を与えてくれる名言です。
そんな彼の名言の中にも「何があっても支えてくれる母がいたから、今の私がある」という言葉もあります。
この言葉が生まれるまでのエピソードを聞くと、家族の絆の素晴らしさに気づくと思います。
あることから、エジソンは小学校を退学しています。
エジソンが7歳の時、小学校の先生から母宛への手紙を預かります。
母ナンシーはその手紙を受け取り、読んだ後、涙が止まらなかったそうです。
その涙をみて、エジソンは聞きます。
「なんでそんなに泣いてるの?」
母ナンシーは手紙の内容を伝えました。
「おたくの息子さんは天才です。残念ながら我が校は小さな学校ですので、
その才能を伸ばす先生も教材も充分ありません。
ぜひご自分で教育されますようお願いいたします。」
そして母ナンシーはトーマスを学校に行かせることなく、自分でトーマスと一緒に
勉強を学び、教えたのです。
このエピソードには続きがあり、トーマスが母の遺品を整理しているときに、
学校からの手紙を見つけます。
その手紙にはこう書いてあったのです。
「おたくの息子さんは精神的に不完全です。
当校はこれ以上彼を出席させることはできません。息子さんは退学です。」
エジソンのことを常に想ってきた母、エジソンが偉大な発明家となったのは
母の献身的な支えがあったことが分かります。
人からの目というのは常に気になるものです。また他人の芝生は青く見えることもあると思います。
しかしエジソンの母ナンシーは人の目など気にすることなく、ひたむきに息子と向き合ってきました。
このひたむきな母親の愛に心打たれるエピソードです。
私はまだ子育てが半ばではありますが、このエピソードに関して色々考えさせられました。
子育ては迷って当然
泣いている子供に嫌になったり、怒ってしまう自分を嫌いになったりと、
世の中のパパ、ママは必ず経験していると思います。
私の見解ですが、子育てに正解はないです。
あるべきなのは共感とこうなりたいという願望だと思います。
一人一人環境が違い、母親も父親も違います。
その中で子育てに感じる共感とこういう母親になりたい。父親になりたいという願望が
良い子育てに繋がるのではないかと思っております。
子供への愛情は、一生残り続ける
エジソンは母ナンシーの手紙を見つけるまでもなく、母ナンシーに感謝していたと思います。
私もこのようなエピソードを書きながら、母からの愛情を思い出すことがあります。
皆さんも自分が母親・父親である前に子供であったときのことを思い出してください。
子供への愛情は一生ものだと私は感じています。
信じるとは信じる自分になりたいという願望
こういうお話を書いていると、
子供のことを信じてあげるという気持ちが大切という記事をよく目にしますが、
私は一部合っていて、一部違う点があります。
それは信じるという行為はあくまで自分起点でしかないということ。
信じることから裏切られるという行為には、信じていたのにという気持ちが介在します。
それは相手からは関係のないことで、信じるということで認識しておきたいことは、
信じる自分でありたいということへの願望であること。
Do(行為)とBeing(状態)への違いは、色々なところに応用されていますが、
育児にも重要なところはこうありたいという状態(Being)への願望が大事だと思っております。
いかがでしたでしょうか?
少し難しく書いてしまいましたが、ナンシーのエピソードを読んで、ぜひとも子供を信じ続ける親でありたいと思います。